スマホというものがこの世に広まってから、わたくし1度たりともAndroidから浮気をしたことがございません。「Air Dropで送っていい?」「あっ、私Androidで……」という会話も、もう何度したことか。
そんな折、GetNavi webさんからサムスンの「Galaxy Z Flip7」を使ってみませんかとお声がけいただきました。もともと気になっていた折りたたみスマホ。しかもいつも使っているAndroid……もしかしたら今後、私のメイン機候補になるかも?
今回はサムスンからGalaxy Z Flip7をお借りして、2週間使い倒したアラサー女子の「よかったこと・イマイチだったこと」をご紹介します!
カバーディスプレイがほぼ全画面表示になった、縦に折れるGalaxy Z Flip7
「Galaxy Z Flip」シリーズは、2020年から発売されているサムスンの折りたたみスマホ。その最新モデルであるGalaxy Z Flip7は2025年8月に発売され、外側のカバーディスプレイがフルディスプレイ仕様になったことや、折りたたみじわが目立たないなどの改良が重ねられています。
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私はもちろん、初めての折りたたみスマホ! いつも使っているGoogle Pixelシリーズとの2台持ちを2週間ほど体験してみることに。
【よかったことその1】 小さいポケットにもミニバッグにも入るサイズ感!
まず折りたたんだ状態で持ち上げてみて、「小さい!」という月並みな感想が(笑)。筆者は相当手が小さいほうで、私より手が小さい大人にはなかなか会ったことがないのですが、そんな手にも収まる「いつものスマホの半分」というサイズ感には感動しました。
↑小さめな手でも扱いやすい小型サイズ。
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また、結局スマホを折りたたんでいるんだから、厚さは2倍でそこまでコンパクトさは感じないのでは……という懸念もありましたが、以下のように厚みは私の親指の太さ程度。厚さもそこまで気になりませんでした。
広げてしまえば厚さは6.5mm。いつも使っているGoogle Pixel 9aの約8.9mmよりも薄く、ここは「折りたたむからこそ」の努力が感じられました。
↑折りたたんだ状態の厚さは約13.7mm。
↑もちろん広げれば”普通のスマホ“サイズ。
女性ならわかっていただけると思うのですが、女性の服ってなぜあんなにポケットが少ないのでしょう……。ついていたとしても、めちゃくちゃ小さくて「スマホを入れたら落ちちゃう」なんてこともあるある。
その点、Galaxy Z Flip7なら、小さめポケットにもスルリと入り、お財布とリップだけ入れて出かけたい小さなバッグにもラクラクin。身軽に出かけたいときこそアリだと思いました。
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【よかったことその2】 「だけ」で生活できるほど便利なカバーディスプレイ
折りたたみスマホの一番のポイントは、やはり「折りたためて外側にカバーディスプレイがあること」だと思います。
このカバーディスプレイ、何に使えるのかと思っていたのですが、慣れてからは「ほぼカバーディスプレイだけ」で生活するほど重宝しました。
↑カバーディスプレイの壁紙は作り込んだデザインにできます。
まずうれしいのは、カスタマイズ性のある待ち受けです。私は溺愛している愛猫の写真を待ち受けに設定。背景や時計のカラーは自由に設定することができ、複数枚の写真をランダムに表示させることも可能です。ここでちょっとした個性や違いを出せるのはいいですよね。待ち受けは設定さえしておけば、カバーディスプレイでの操作で変更が可能です。
↑シンプルな待ち受けもデフォルトで用意されているので、ビジネスシーンではササッと変更してスマートに。
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またカバーディスプレイでの通知確認はもちろん、操作や画面のデザインを細かくカスタマイズできる専用アプリ「Good Lock」を使えばカバーディスプレイでほぼすべてのアプリが開けます。
↑通知やアプリのアイコンは大きく表示されるので操作しやすいです。
正直、サクッとSNSを見る程度であれば、カバーディスプレイで十分。TikTokやX(旧Twitter)はわざわざ画面を開かずとも、片手でスイスイと閲覧できるのでむしろラクでした。
アプリの表示は全画面表示やカメラを避けて表示などカスタマイズもでき、これを変更するという手間はあるものの、操作性への不満はゼロでした! 感覚としては「小さなスマホ」という感じです。
↑表示画面もフレキシブルに変えられます。
セルフィーはカバーディスプレイを使えば「アウトカメラをインカメラ扱いして撮影」が可能に。アウトカメラを片手で扱える手軽さと画質の良さに、セルフィーがもっと楽しくなりました。
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↑カバーディスプレイを使ったセルフィーは自動的に正方形の画像で撮影されます。Instagramへの投稿にもよさそうです。
【よかったことその3】 ライターの味方! 画面を開かず3タップで録音できちゃう
「またカバーディスプレイの話かよ!」と思われてしまいそうなのですが、ライターとして結構イイ! と思っているのが、カバーディスプレイにウィジェットを配置できること。
↑ウィジェットもカスタマイズ性が高いです。
ウィジェットも音楽プレイヤーやバッテリー残量確認など多種多様に用意されていて、なかでも「ボイスレコーダー」のウィジェットは大変助かりました。
私は普段、取材のおともはスマホのボイスレコーダー。本当はいわゆる専用ボイスレコーダーを持ち歩いたほうがいいんでしょうけど、なかなか単体で持ち出すのが面倒というか……録音ボタンを忘れがちで……。
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でもGalaxy Z Flip7のカバーディスプレイなら、最短3タップで録音ができちゃうから、「あっ! 録音忘れた!」なんてときもササッと録音開始できます。
同じように、会議などで録音したいのに忘れてしまいがちな人にはうれしいところでしょうし、録音データを生活の音声メモとして使っている人にとっても手軽に録音できるので便利なはずです。
【よかったことその4】 使うかはちょっと別だけど操作性がおもしろい!
「折りたためる」ことはもちろんなのですが「曲げる」ことで楽しめる特徴も多くありました。たとえば約90度に曲げて、画面下半分をPCのトラックパッドのように使える機能。特段「これを使わなきゃ!」というものではないのですが、操作性としてのおもしろさは十分です。
↑スマホとしては新しい操作感。
昔のコンパクトホームビデオのように、片手で持ちながら撮影することも。私はあまり実用性を見いだせていませんが、お子さんがいる家庭やVlogなどで長時間撮影するときには疲れにくいのでアリかもしれません。
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↑撮影中に注目を集めそうなスタイル。
【あんまりよくなかったことその1】 やっぱり「折りじわ」は気になる
仕方ないと言われてしまえばそれまでなのですが、やはりディスプレイ中央部を走る「しわ」は、利用していてのプチストレスでした。
↑折り目はより目立たなくなっていますが、初めて折りたたみスマホを使う人にとってはやはり気になるところ。
私は今回使用しなかったのですが、スマホゲームなど、特にグラフィックを重視した楽しみ方をされる人にとっては、気になってしまうのではないかと。今後も改善がされるはずですし、これは期待しておきましょう。
【あんまりよくなかったことその2】 私ならパカパカしない
これは人によるとも思うのですが、私は使っていくなかでスマホをたたむ・開くという行為が面倒だと感じました。そもそもヒンジが結構かたく、安全に開くためには両手を使いたくなります。本体もサラサラとした手触りで、触り心地がよいぶん落としやすそうなのです。
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また、私はネイルをしているので、余計に開きにくさが際立ち、最終的には先述したように「たたんだままずっと使う」ことが多くなってしまいました。大きい画面をどうしても欲するときの「よいしょ」は、まだ慣れません……。
【あんまりよくなかったことその3】 やっぱりメインスマホとしてはまだまだかも
約2週間お借りしているなかで、いざというときはどうしてもメインスマホに手が伸びてしまいました。
Galaxy Z Flip7の価格は16万4800円(256GBモデル)~と、決してお手頃なモノではなく、使うのならばプライベートもビジネス用途としても使い倒したいところ。ですが実際はカバーディスプレイの便利さと端末を開く不便さから、カバーディスプレイでできることで操作が完結してしまい、ビジネス用途にはあまり向かなそうだと感じました。
ただ、カバーディスプレイは本当に自由自在にカスタムできますし、やはり目新しさから「見せて!」と言われることも多かったです。とにかくコンパクトでカワイイを狙うならアリなのかもしれません。
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日常使いであれば十分アリ! 進化によってはメイン端末にもなりそう
現状は日常使いであれば、折りたためる利点を楽しみ・おもしろがりながら使えるかもと感じました。今後の進化によっては、持ち運びの利便性も考えるとメインスマホへの昇格もアリかもしれません。
ちなみに今回は紹介できませんでしたが、Galaxy Z Flip7には専用ケースが用意されています。これがポップでかわいくて……いま流行りのショルダーロープとかを付けて、アクセサリー感覚で持ち運ぶのもいいかもしれません。
↑クリアケースにオリジナルのカバーが付いている、かわいすぎるだろ! な専用ケース。
とにかく今後の期待度もこめ、私は注目し続けたいスマホです! 人と違うスマホが気になる人やカバーディスプレイがおもしろそうと思ったら、ぜひ店頭でお手にとって試してみてはいかがでしょうか?
【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)
↑クリアケースにオリジナルのカバーが付いている、かわいすぎるだろ! な専用ケース。
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