「Phone (3)」や「Headphone (1)」など、気合いの入った新モデルを一気に投入してきたNothing。これらの製品に続くように、ワイヤレスイヤホンでも新モデルを発表しました。
↑Nothingのワイヤレスイヤホン「Ear (3)」。サイズ感は従来のEarシリーズとまったく変わらない。
それがこちらの「Ear (3)」です。発売日は2025年9月25日で、価格は2万5800円(税込)、カラーはホワイトとブラック。
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Nothingのカナル型ワイヤレスイヤホンの系譜は、「Ear (1)」→「Ear (2)」→「Ear」および「Ear (a)」と続いてきました。直近のモデルはナンバリングがなかったのですが、今回のモデルでは復活。4世代目ではあるものの、(3)という名称になりました。
プレミアム感のあるアルミ素材を採用
↑金属のおかげか、値段以上に高級さを感じる印象。
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従来のEarシリーズは、世代が変わってもデザインに大きな変更はありませんでした。が、今回のモデルでは新たにアルミパーツを採用。この方向性は、先行して発売しているPhone (3)やHeadphone (1)と共通したデザインとのこと。
↑金属らしい冷たさを感じる。
充電ケースのアルミはナノ射出と呼ばれる成形で作られており、接着剤は不使用。構造としても強固で、すべすべした手触りが感じられます。エッジの丸み処理なども丁寧。
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↑アンテナも兼ねている金属パーツ。
イヤホン側はアンテナ部分に金属を採用。バッテリー時間はノイキャンON時で約5.5時間、ケース充電込みで最長22時間(ノイキャンON時)です。
↑装着感も良好で、迷わずスっと着けられる。
サウンドの性格は、前モデルとかなり変わっています。高音がよりクリアに感じられ、低音も間延びしないタイトな鳴りに。総じてアルミ素材のスマートな見た目にふさわしい、Hi-Fiな路線が強まった印象です。LDACなどのハイレゾ音源との相性がこれまで以上によくなりましたね。
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ケースに高性能マイク搭載、イヤホンのマイクと何が違う?
↑鏡面仕上げのボタンはデザイン的なアクセントにも。
Ear (3)の最大の特徴が、ケースに搭載されたこのTALKボタン。文字通り、このボタンを押すことでケースをマイクとして使うことができるんです。
↑マイクの状態はLEDライトで識別。
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充電端子の左側に「スーパーマイク」と呼ばれる独自マイクを搭載。TALKボタンを押しながら、あるいは二度押し後にマイクに向かって話すと、こちらのマイクを使って通話が可能です。イヤホンに搭載されているマイクよりも大型のものを搭載しており、最大95dbの雑音をカットするとのこと。
「イヤホンのマイクでの通話」と「スーパーマイクでの通話」とで、通話品質を比べてみましたが、その差は歴然。スーパーマイクからの声はより大きく聞こえ、さらにノイズも低減されていました。ケースに向かって話すというのはシュールな光景ですが、いざやってみるとケースの持ち心地もよく自然に話せますね。
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↑専用アプリには「Super Mic」という項目が増えている。
マイクの設定はNothingのアプリから変更が可能。Nothingのスマホ「Phone (3a)」またはPhone (3)とペアリングした場合は、通話時以外にTALKボタンを長押しすることで独自機能(音声アシスタントもしくはEssential Space)を呼び出せます。
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デザインが大きく変わり、個性と音の両面で楽しめる製品に
Ear (3)は見た目もサウンドもプレミア感が増したように思います。実際、値段も前モデルの初値より3000円ほどアップしていますが、競合のフラッグシップやAirPods Pro 3の値段を思えば、まだお手頃と呼べる範疇かなと。
↑写真左は前モデル「Ear」。白さが目立つこのデザインも悪くない。
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にしても、Earシリーズはデザインが個性的だっただけに、この変更は大きい気がしますね。アルミデザインも素敵ですが、従来のプラスチッキーな感じもポップで可愛らしかった。その点、もう1色のブラックはモノトーン感が強く、従来モデルに似たデザインを楽しむことができそうです。
素材を変えつつ、ケースにマイクという型破りなスタイルを載せてきたEar (3)。見た目の印象に埋もれがちですが、サウンドも確実にレベルアップしています。個性とサウンドの2方面から楽しめるイヤホン、出てきましたね。
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↑写真左は前モデル「Ear」。白さが目立つこのデザインも悪くない。
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