OPPOの輸入元であるオウガ・ジャパンが4月14日、都内で発表会を開催し、同社初の日本向け折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を4月15日(水)より販売開始すると発表しました。折りたたみスマホの最大の課題とされる「折り目問題」に真正面から取り組んだ製品が、いよいよ国内投入されます。
登壇したオウガ・ジャパンの河野謙三専務取締役は、「OPPOの折りたたみスマホは、海外ではすでに4世代まで出していますが、日本には1台も持ってきませんでした。それは、日本人が納得できるものがまだなかったからです」と、日本市場への参入が遅れた理由を率直に語りました。
↑OPPOの折りたたみスマホは第4世代までは日本未発売だった。
↑カラーはブロッサムオレンジとステラーチタニウムの2色展開。
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OPPOが折りたたみ端末の研究を開始したのは2018年とのこと。当時はまだ折りたたみスマホ自体が存在していない時期でした。専用の研究施設「天穹ラボ」を設け、構造・素材・耐久性の研究に注力し、8年間で投じた研究開発費は約30億元(日本円で約600億円)、取得した特許は3,500件超(折りたたみスマホ分野で世界3位)に達します。
初代「Find N」(2021年)から「Find N2」「Find N3」「Find N5」(注:「N4」のナンバリングはスキップ)と世代を重ねるごとに課題をひとつずつ解消してきており、コンパクトさ、軽さ、カメラ性能、薄さとバッテリー持続の両立を順番にクリア。最後に残った最大の課題が折り目だったと河野専務はいいます。
「世界一フラット」認証を受けたディスプレイの仕組み
折り目問題の解決について、OPPOのイノベーティブ製品開発ディレクターであるチェン・ジャオ氏が発表会で技術の詳細を説明しました。
↑左から、オウガ・ジャパン河野謙三氏、OPPOチェン・ジャオ氏、オウガ・ジャパン中川裕也氏。
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「折り目は一つの部品だけが原因で生じるのではなく、折りたたみ構造全体が総合的に作用した結果です」とチェン氏は強調します。OPPOが採用した解決策は、2つの技術の組み合わせです。
1つ目は「チタニウム4軸対称構造ヒンジ」です。従来の3軸構造から刷新し、ヒンジの荷重をより均一に分散できるようにしました。これによりFind N5で0.18mmだったヒンジ表面の起伏を0.1mmまで低減していますが、開発陣はそこで満足しませんでした。0.1mmはちょうど髪の毛1本の太さに相当しますが、「長く使い続けた後もフラットであり続けること」という目標には到達していないと判断したのです。
そこで採用したのが半導体製造の分野で使われる「分光共焦点スキャン技術」による超精密計測と、「チップレベル高分子3Dプリント技術」による個別最適化です。これらによりヒンジ表面の凸凹をわずか0.05mmまで低減しました。
2つ目は「オートスムージングフレックスガラス」の採用です。従来の折りたたみスマホ向けガラスは「柔らかさ」が優先されてきましたが、それでは長期使用による不可逆な変形に抵抗できません。OPPOはガラスの剛性を従来品の3倍以上に高めつつ、折り曲げた後に元の状態に戻ろうとする自動反発や、シワなどの痕跡を自ら修復する能力を持たせ、折りたたみ後の復元率は99.9%を実現しました。
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これらの技術により、60万回の折りたたみ試験をクリアし、ドイツの第三者認証機関TÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)による「折り目最小化認証」も取得。同機関がテストした折りたたみスマホの中でもっともフラットであると認定されています。
↑60万回開閉後のほうは、90度程度まで一気に開いてしまうが、新品は任意の角度で固定できる。
Hasselbladとの共同開発による2億画素、4眼カメラシステム搭載
↑4眼カメラシステムの中心にはHasselbladのロゴが入る。
カメラは4眼構成。メインの広角カメラは画素数が2億、センサーサイズは1/1.56インチ、F値1.8で、OIS(光学式手ぶれ補正)にも対応します。5,000万画素のペリスコープ望遠カメラは光学で最大3倍ズーム、AI補正で最大120倍のデジタルズームを搭載。画角120度、5,000万画素の超広角カメラ、そして折りたたみスマホとしてはOPPO初搭載となるマルチスペクトルカメラで構成されています。
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マルチスペクトルカメラは色温度の検出精度を高め、複雑な照明環境でも自然な色再現を実現します。スウェーデンの名門カメラメーカーHasselbladとの共同開発による「マスターモード」では、名機Hasselblad X2Dのトーンや色彩の再現を手軽に楽しめるAutoモードと、ISOやシャッタースピードなどを細かく調整できるProモードの2スタイルを用意。
また、Hasselblad XPANからインスパイアされた65:24のワイドアスペクト比によるXPANモードも搭載しています。なお、動画撮影は4K、120fps、Dolby Vision対応です。
約8.9mmの極薄ボディに6,000mAhのシリコンカーボンバッテリーを搭載
↑約8.9mmの厚さは、折りたたみスマホとしては日本市場最薄級。
↑約6.6インチのカバースクリーンと、約8.1インチのメインスクリーン。
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約8.1インチのメインスクリーンと約6.6インチのカバースクリーンは、解像度がそれぞれQXGA+(2,480×2,248ドット)およびフルHD+(2,616×1,140ドット)。いずれも最大120Hzのリフレッシュレートで滑らかな画面操作を可能にするAMOLEDディスプレイを採用しています。折りたたみスマホを閉じた状態の厚みは約8.9mm、重量は約225gで、一般的なストレート型スマホと大差ないサイズ感です。
そのスリムなボディに6,000mAhの大容量シリコンカーボンバッテリーを搭載しており、ストリーミング動画の連続再生は約26時間可能。最大80W有線急速充電と最大50Wワイヤレス充電にも対応し、マイナス20度の環境でも充電・使用が可能です。
防水・防塵性能はIPX6/8/9およびIP5Xに対応。80度の高温高圧水の噴射にも耐える仕様です。
「AI Mind Space」や「OPPO AI Pen Kit」で作業効率アップ
SoCにはクアルコムの最新世代「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を採用しており、メモリー容量は16GB、ストレージは512GB。トレンドのAI系のツールも用意しており、たとえば「AI Mind Space」は、AIが画面上の情報を自動的に要約・分類・タグ付けして記録する賢い情報アシスタント。本体側面の「Snap Key」ボタンを押すか、3本指で下からスワイプすると起動します。
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また、別売アクセサリーの「OPPO AI Pen Kit」(税込19,800円)は、数量限定ではあるものの購入者にプレゼント。4,096段階の筆圧感知に対応したスタイラスペンと専用ケースのセットで、ケースに収納するだけで充電・ペアリングが完了し、3分の充電で約60分使用可能。手書きのメモやスケッチにも利用できますし、AI機能を使えばイラストやマインドマップ、グラフを自動生成できるほか、ExcelやPowerPointへのエクスポートにも対応しています。
↑別売アクセサリー「OPPO AI Pen Kit」を装着。スタイラスペンをケースに収納すると3分の充電で約60分使用可能。
↑スタイラスペンで書いたイラストをOPPOのAIがさまざまなイラストに生成してくれる。
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↑落書き程度のイラストでも、スタイラスペンの側面ボタンを押しながら囲むだけで生成が可能。
↑この程度なら1分かからずOPPOのAIが本格的なイラストを生成してくれる。
なお、日本国内で需要が高いFeliCaの非対応について、河野専務は「折りたたみスマホ自体の目標台数がかなり少なく、この価格では出せないということで今回は見送りました」と説明。税込み価格318,000円は、「シンガポールより日本を最安価格に設定。日本市場への意気込みです」と強調しました。
カラーはブロッサムオレンジとステラーチタニウムの2色展開。販売チャネルは、au +1 collection(KDDI)、IIJmio、イオンモバイルなどのほか、エディオン、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの量販店、およびAmazon OPPO公式ショップなどのECサイトで購入できます。
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OPPOが満を持して日本に投入する自信作「OPPO Find N6」。凸凹のないフラットな画面に触れたとき、スマホの新しい時代が始まったことを実感できるかもしれません。
OPPO FIND N6 折りたたみスマホ 本体 SIMフリー スマートフォン Snapdragon 8 Elite Gen 5 約2億画素Hasselblad広角カメラ バッテリー 6000mAh 【日本正規代理店品】 CPH2765 ステラーチタニウム
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