ついにアップルは、初の折りたたみiPhoneとなる「iPhone Duo」を発表しました。望遠カメラこそ備えていませんが、スタイラス(Apple Pencil)への対応や内側画面へのUDC(画面下カメラ)の採用など、妥協のない製品となっています。米テック系メディアのCNETが、そんなiPhone DuoとSamsungの最上位折りたたみ機「Galaxy Z Fold8 Ultra」を比較して、それぞれの特徴を明確にしています。
【iPhone DuoとGalaxy Fold8 Ultra】比べて浮かび上がる「異なる得意分野」
デザインと画面
最大の違いは、折りたたんだ際の形状にあります。Duoは5.4型の外側画面と7.6型の内側画面を持つ、背の低いコンパクトなデザインです。内側にはナノテクスチャ画面を採用し、眩しさや反射を抑えつつ、マットな質感により折り目を目立ちにくくしています。一方、Fold8 Ultraは6.5型の外側画面と8型の内側画面を備え、閉じた状態では縦長の形状となっています。
本体はFold8 Ultraのほうが薄く軽量です。開いた状態では4.1mm、閉じた状態では8.9mm、重さは215gとなっています。かたやDuoは5.2mm/11.3mm/254gとされており、やや厚みと重さがあります。

マルチタスクと耐久性
複数のアプリを開くマルチタスク機能は、Fold8 Ultraが最大3アプリ、Duoが最大2アプリの同時実行に対応しています。Fold8 Ultraはわずかに大画面であり、窮屈さを緩和する作りとなっています。
耐久性に関してはDuoに分があります。IP68等級を取得しており、水深6mで30分間の耐水性能と防塵性能を備えているとのことです。Fold8 UltraはIP48で、水深1.5mで30分間の耐水には対応しているものの、砂や微細な粉塵に対しては完全に防御できません。Duoは防水性能以上に防塵性能の高さが際立ちますが、これはGoogle Pixel 11 Pro Foldにも共通しています。
カメラと充電
Duoは48MP広角(メインカメラ)と48MP超広角の2眼構成で、望遠カメラは省かれています。Fold8 Ultraは200MP広角、50MP超広角、10MP望遠(光学3倍)の3眼構成であり、より柔軟な撮影に対応しているといえます。
もっとも、Duoの内側画面にあるインカメラはUDCであり、これにより切り欠きのない画面を実現しています。SamsungもGalaxy Z Fold6まではUDCでしたが、Fold7以降はパンチホールとなり、画面に表示できない領域が生じています。
搭載プロセッサーとバッテリー
iPhone DuoはA20 Pro、Galaxy Z Fold8 UltraはSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載しています。Duoは内側画面で最大31時間、外側画面で最大44時間の動画再生をうたい、両方の画面を同じように使った場合でも1回の充電で24時間持続すると公称されています。一方、Fold8 Ultraのバッテリー容量は前モデルの4400mAhから5000mAhへと引き上げられました。
アップルによると、Duoの充電は60W以上のアダプターを使えば約20分で50%とのことです。かたやFold8 Ultraは、CNETのテストにおいて約30分で63%に達しました。一方ワイヤレス充電については、MagSafe内蔵で磁石による位置合わせができ、最大25Wに対応するDuoが優位にあります。
こうして比較すると、iPhone Duoは携帯性やホコリに対する強さ、MagSafe充電の便利さを重視する人向けといえます。かたやGalaxy Z Fold8 Ultraは大画面や薄さ・軽さ、望遠撮影や本格的なマルチタスクを重視する人向けのようです。iPhone Duoは10月16日予約開始、23日発売予定で、Galaxy Z Fold8 Ultraはすでに販売中です。
Source: CNET
Images: アップル、Samsung
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