富士通クライアントコンピューティング(以下FCCL)は10月22日、26年冬モデルとして「FMV」のノートPC新製品を発表しました。各モデルの市場想定価格(税別)は下記のとおりです。
FMV Note U、FMV Note C、FMV Note Mは11月13日、FMV Note Aは10月23日に提供を開始します。
↑今回多くのノートPCが新製品として登場しています
世界最軽量の約634gを維持してバッテリー駆動時間は向上
FMV Note Uは、これまでの強みである軽量は維持しながらもバッテリー性能を向上させたことと、全モデルがCopilot+ PCに対応したことが大きなポイントです。
↑FMV Note U
FMV UX-L3は14.0型ワイド液晶搭載のノートPCとしては世界最軽量の約634g。それでいてバッテリー駆動時間は伸びており、動画再生時で約16%向上したとうたいます。バッテリー駆動時間を伸ばすために、バッテリーのセルを増量したなどであれば本体重量も増えるはずですが、世界最軽量を保ったままなのは特筆すべき点でしょう。
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↑事前の説明会では、製品担当者が片手でFMV UX-L3を掲げながらプレゼン。これができるくらい軽いです
↑省電力パネルの採用や、消費電力が抑えられたRyzen AI プロセッサの搭載などでバッテリー駆動時間は前機種に比べて約7%向上したとのこと
またFMV U59-L3は、ユーザーによるバッテリー交換が可能になりました。本体底面のバッテリーを、レバー操作で外して入れ替えるだけで交換できるため工具などは不要。手軽にPC本体を長く使い続けられます。
↑バッテリー交換はメーカーに預けるなどの対応が多く、預けている期間はPCが手元にない状態です。その点、FMV U59-L3ならPCを使い続けながらバッテリーを交換できます
プロセッサーは、FMV UX-L3がインテル Core Ultra 7 プロセッサー 355、FMV U77-L3がAMD Ryzen AI 7 445、FMV U59-L3とFMV U55-L3がAMD Ryzen AI 5 430、FMV UQ-L3がSnapdragon X-X1-26-100を採用。いずれもAI処理に優れた性能を備えているほか、Microsoftが定める要件をクリアしているため、Copilot+ PCとなっています。
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FCCLがFMV Note Uの購入者にアンケートを取ったところ、約85%は購入の決め手として軽さを挙げたそうです。一方で不満点として第一に挙がったのはバッテリー駆動時間。またノートPCに関する調査では、家の中で利用するユーザーは約92.3%で、家の中で部屋を移動して利用するユーザーは約38.7%にのぼったといいます。
これらの調査から、軽さはそのままにバッテリー駆動時間の向上を図ったほか、交換式のバッテリーを取り入れたそうです。
↑FCCLの調査でわかったFMV Note Uが選ばれる理由と不満
↑アップデートされたFMV Note Uのポイント

↑FMV Note UをベースにしたFMV Zeroは映画「ゴジラ-0.0」とコラボし、特別モデルを販売。10月22日から受注を開始します
ターゲットの拡大によってデザインや使い勝手を進化
FMV Note Cはこれまで学生向けのモデルといった側面がありましたが、今回の新モデルではターゲットの世代を拡大しています。
↑FMV Note C
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FCCLのユーザー調査によると、自分の持ち物と相性のいいデザインのPCを求めるユーザーが半数いたことに加え、機能性も求められていることから、デザインと使い勝手を進化。これによってターゲット層を広げる狙いがあるそうです。
↑独自の調査ではPC選びにおいてデザインと機能性は二者択一ではなく、どちらも求められていることがわかったそうです
デザインの大きな変化はカラーです。ホライゾンブルーとピンクゴールドの2色展開となり、天面/底面はもちろん、開いたときのキーボード面もカラーが統一されています。また底面には触感塗装を施し、持ったときの心地よさや指紋の拭き取りやすさなどに注力したそうです。
使い勝手においては、AMD Ryzen AI 7 445搭載によるCopilot+ PC対応、ディスプレイにタッチパネルの搭載、Dolby Visionの採用などが挙げられます。
↑HDMI出力の搭載やCopilot+ PC対応などによって使い勝手を向上させています
人気イラストレーターである長場雄さんとコラボしたモデルの販売もトピックです。オリジナルの天板、ケース、壁紙が用意され、Web限定で販売を予定しています。
↑長場雄さんとコラボしたモデルは期間限定、Webのみで販売を予定しています
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FMVの中では性能と価格のバランスの取れたモデルですが、バッテリー交換が可能になることで長く使えることもメリットになるでしょう。
↑アップデートされたFMV Note Mのポイント
大画面モデルもCopilot+ PC対応が広がる
家の中で使うのがメインの大画面なFMV Note Aは、FMV A77-L3がAMD Ryzen AI 7 445搭載、FMV A55-L3がAMD Ryzen AI 5 430搭載で、いずれもCopilot+ PCに対応しました。
↑FMV Note A
この2モデルは、根強い人気のある光学ディスクドライブも引き続き搭載します。このほか、排熱がユーザーに当たらないよう配慮していたり、ボディサイズを変えることなく画面サイズを大きくしたりしています。
↑ファンをキーボードの中央右あたりに配置し、ディスプレイ側に向かって排熱。これにより、温かい風がユーザーに当たりにくくしているほか、排熱の音も聞こえにくくなったそうです
↑2021年モデルに比べてベゼル幅を狭くすることで、ボディのサイズはほぼ変わらずに画面サイズを大きくしています
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↑アップデートされたFMV Note Aのポイント
限られたワークスペースでの体験をアップグレードさせる新ブランド
新モデルの発表に合わせて新しいブランドも登場しました。PC周辺機器を提供する「FMV Accessory」です。
↑新ブランド FMV Accessoryから登場したキーボード、マウス、ディスプレイ
ユーザーがPCで作業する際に、キーボードやマウスを使うのは当たり前。しかしながら、日本のデスク環境は決して広いとはいえず、限られたスペースで作業するのがありがちです。そのためキーボードやマウスを使っても疲れやすかったり狭くて作業しづらかったりと課題があります。
そんな限られたスペースでも、「ワークスペース体験を快適にするため」にFMV Accessoryを誕生させたそうです。
ブランドの第一弾製品として登場したのは「FMV Keyboard X」「FMV Mouse X」「FMV Display V」。FMV Keyboard Xは2026年にクラウドファンディングで7000万円以上を集めた注目製品の一般販売版となります。
↑FMV Keyboard XとFMV Mouse X
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↑2023年度から成長を続けるFMV
特にモバイルノートPCの存在感は強く、「お客様の利用スタイルの変化であると捉え、我々としてもモバイルラインアップをさらに拡充しながら、より幅広いニーズにお応えする。そんな商品展開を進めてまいります」と、今回の新モデル発表の背景を説明しました。
また、急速にAIが進化・普及しているなかでPCが果たす役割の重要性はこれまで以上に高まっているとしたうえで「FMVはPC業界をリードする立場で、しっかりと日本のお客様に寄り添っていきたい。積極的にお客様に支持されるような、明確な価値を持ったものをお届けすることで、市場全体を拡大していきたい」とコメントしました。
今回の発表では「FMVは、日本の暮らしから考える。」というフレーズが掲げられました。ノートPCはスペックで語られる側面が強く、大事な要素であることは間違いありませんが、選ぶユーザーにとってはそれだけが重要ではないことが、FCCLの調査からもわかります。そこで、ノートPCを使う人が何を求め、どんな場所で使い、何を実現したいのかに向き合っていることが、上記のフレーズからうかがえます。
こうした日本のユーザー視点で考えられたノートPCは、なかなか珍しいところ。幅広い層に伝われば、今後もFMVの地位は揺るぎないものとなりそうです。
↑スペックはもちろん、使い心地のよさを実現させたFMVの新モデル。その土台には「FMVは、日本の暮らしから考える。」という思想が込められています
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